サボテン買ってみた
どうも、フログです。
5/21日、池袋サンシャインシティで「東京レプタイルズワールド2023」というイベントに参加してきた。
爬虫類をはじめとして様々なペットを展示・販売するイベントである。
しかし、生き物以外にもいろいろなものが出展する。生き物を飼うための道具、生き物をデザインしたグッズ類など見ていてとても楽しい。
ほらみてよこのトート!最高じゃない!?クランウェルのカワイイとこ全部出てるっていうかさ、もちもちした肌とちょこんって畳んだ足、クリクリのおめめがさ…!
みたいなテンション高い生き物好きが集まる場所である。
(ちなみに、画像のトートはももおにぎりさんの作品です。)
そしてその中には、ペットの餌や、昆虫食など「生き物×食」の出展をしているお店もある。そのエリアを回っていたとき、とあるものが目についた。
食 用 サ ボ テ ン
なんで売ってるんだ…
店員に聞いたら、草食動物のおやつだそう。リクガメとかが好んで食べるようだ。飼い主が食べてもいいらしい。
飼い主が食べてもいい!?
安心と信頼の無農薬栽培でペットも飼い主も安心!とのことなので、草食動物は特に飼ってないけど買ってきた。
(サボテンを買ったお店は、小林昆虫さんです。)
さぼてんのたべかた…?
で、どうやって食うのよこれ
サボテンなんて調理したことないんですケド!?
困ったときはGoogle先生。メキシコ人がサボテンどうやって食べてるか教えて!
ほう、刻んでタコスに挟むとな!
旨そうじゃないか、ぜひそれでいこう。
…と思ったのだが。忙しくて買ってから1週間以上放置してしまった。さすがに生で食べるのは気が引ける…
路線変更!
細かく刻んで肉と一緒に炒めてタコミートにする!あとは、このためにわざわざトルティーヤを買うのが面倒なのでタコライスに変更だ。
タコスで旨いならタコライスでも旨いだろ!
それでは早速やっていこう!
はじめてのタコライス
フログは困惑した。
必ず、かの意味不明の食糧を調理せねばならぬと決意した。
フログには料理がわからぬ。
フログは、親のスネ齧りである。親が作ったメシを食い、ネ友と駄弁って暮して来た。
けれども珍しい食材に対しては、人一倍に敏感であった。
というわけで、サボテンをタコライスにするのは決まったが、タコライスの作り方がわからない。
しかし世の中便利になったものだ。
今時は「タコミートのもと」なんてものがある!
刻んで炒めて混ぜるだけ!簡単!僕でもできる!
(これ、意外と味が薄い。追走者がいるかは不明だが、もしやるなら、材料は裏に書いてある量の8割くらいにすることを推奨。)
まずは刻むこと。サボテンを切っていく。
お店の方でトゲ抜きはしてくれていたが、トゲの付け根は固そうなので落とした。
そして剥ける範囲で皮も剥いた。
(どっちもピーラーでできた。付け根落としはジャガイモの芽とりの要領だ。)
そして刻む!大きく切って固すぎたら嫌なので、タマネギの荒みじんと同じくらいにした。
切ってたら粘りが出てきた。オクラみたいだ。
だけど匂いはレタスとかの葉物のそれ。
これが果たしてどんな味わいを出してくれるのか期待に胸を膨らませつつ、刻んだものを炒める!
かき混ぜやすいように深めのフライパンを使うのがオススメだ。
火が通ったところでタコミートのもとを投入!
綺麗な茶色!茶色の料理は旨い!
カロリー?油分?気にすんな!!
そして最後は盛り付け。
トマト(お好みのサイズにカット)とちぎったレタス、とろけるチーズとともにご飯の上に載せる!
(新しい材料が調理の途中でいきなり登場するのは料理番組の悪いところだと思う。)
いざ実食!
はじめてにしては上出来では?
しかし加熱+味付けでサボテンが茶色になってしまったからわからない…
だが食えば分かるだろう!
いざ実食。
普通に旨い!!!
しかし、普通なのだ。
つまり、サボテンの味をあまり感じない。
タコライスとしては美味しいが、サボテン料理としては「素材の味を殺してしまった」という評価になるだろう。
原因はいろいろ考えられる。
まず第一に、生食用を加熱したこと。
次に、細かく切り刻みすぎたこと。
最後に、味付けが濃かったこと。
もっと食感を活かして、メカブみたいに調理すればよかったかもしれない。
というわけで今回は、サボテンを食べてみた。
サボテンのポテンシャルを活かせたとは到底言えないが、意外と調理のハードルは低く、食材として十分可能性があることは示せたと思う。
もしサボテンを食べる機会があったらぜひ参考にして欲しい。
それではまた別の記事でお会いしましょう。
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