ひもでつながれた動物の動ける場所の面積を求める問題。中学受験数学の定石問題である。
以下は問題の例である。この記事の最後に答えを載せておくので、もし良ければ解いてみて欲しい。(追記:円周率はπとする)
ある日、携帯の充電をしていた時、あることに気がついてしまった。
充電ケーブルと自分、これはひもで繋がれた動物と本質的には同じなのではないか。
つまり、我々は充電ケーブルで繋がれた家畜なのである。
謎理論すぎて自分でもよくわからないが、気がついてしまったからには考察してみるしかない。
これから3つのシチュエーションについて、それぞれに必要なケーブルの長さを考えてみたい。
その1 卓上などで作業しながら充電する
まずは卓上での作業だ。
外出時や喫茶店などでパソコン作業、あるいは大学の授業中、自室のテーブルの上など様々なシチュエーションが考えられる。
いずれにしても、机付近にある電源タップから電源を取ったり、卓上に並べた機器同士を接続するのが主な選択肢であり、充電対象である携帯やパソコンなども移動させることは少ないだろう。
つまり、この場合においては、電源タップと手元との距離だけを考えればいいことになる。
机の下の電源タップと接続する場合、一般的な机の高さはおおよそ腰の高さ程度、つまり1メートル程度である。1メートルぴったりのケーブルを用意すると余裕がなくなってしまうので、1.5メートル程度のケーブルを用意するのが望ましいだろう。
次に、卓上の電源タップと接続する場合。先ほどの1.5メートルのケーブルではあまりに長すぎる。外出用であることもふまえると、50センチもあれば十分だろう。
その2 ポケットや鞄のモバイルバッテリーから充電する
これもその1に次いで多い用途だろう。移動中など、どうしてもスマホの充電がなくなることは多い。
そんな時に役に立つのはモバイルバッテリーだ。
我々のような充電に追われし充電器の家畜にとっては、救世主の如き存在である。
そんなモバイルバッテリーを入れる場所として挙げられるのは、おおよそ鞄かポケットの中だろう。そして取り出して使うのは手元である。
腰の位置から腕や手の可動範囲まで動けば問題ないことになる。
腕の長さが70センチ前後、腰から肩までもそれより少し短い程度と考えると、最長で140センチあればいいと推測できる。
ただ、真上に携帯を掲げながら充電するというシチュエーションは全くもって考えにくい。
以下のような図をもって考えると最適な長さのケーブルについて考えられるだろう。
以上の図より、おおよそ120センチあれば足りることがわかる。
家電量販店に行くと0.5メートル刻みのケーブルの中に1.2メートルのケーブルがあるのはコレが理由だろうか。
実際の体感としても、この使い方をしている時に1番使い心地がいいのは1.2メートルのケーブルであった。(※個人の感想です)
その3 ソファーやベット、布団などで休憩しながら携帯を見る
全人類の故郷であるお布団の中においても、携帯電話の充電は必須事項である。
電源タップの位置はまちまちであり、寝返りをうったり姿勢を変えながら携帯を見ることも多いソファーやベットは、長いケーブルの独壇場である。
身長程度の長いケーブルをもって、落ち着いて充電をするのが最適解だろう。
そうなると、1.5メートルや2メートル級のケーブルが望ましい。
総評
結果として、卓上作業やパソコンなどの接続用ケーブルは0.5メートル程度の短いケーブルを、
それ以外の場合は、1.5メートルを基本として場合や好みに応じて1.2メートルや2メートルなどのケーブルを用いるといいだろうという結論になった。
ちなみに僕が普段持ち運び用に常用しているケーブルは、0.8メートルのUSB4対応USB-Cケーブル。卓上作業や機器間の接続が多い身としては、非常に助かっている。
そして冒頭の問題の答えは、(9289/360)π+6である。計算してみて不安になる数字だがまあ仕方ない。そういう日もある。羊が可愛いから許してほしい。
それではまた次回の記事で。
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