【迷言集】最新AIに未知の生態系について語ってもらいました 後編

AI

こんにちは。H.N.です。

前回のあらすじ

↓前回記事↓

最近話題のChatGPT。非常に優秀な応答能力を備え、我々の暇つぶし相手になってくれるぼっちの味方最新AIです。

そのChatGPT、日進月歩で発展している最新AIといえども、やはり未だ正しくない情報をもとにオオカミ少年もびっくりな嘘を言ってしまうことも。

 

ChatGPTによれば、どうやら赤くなる植物として、トウモロコシゲモノなる植物がいて、コブショウジクサカゲラなる昆虫がトウモロコシゲモノの食害を起こすらしい。

クサカゲラには天敵がいて、スコップカブトムシという名前の昆虫らしい。

そして、スコップカブトムシクサカゲラトウモロコシゲモノなどの昆虫を食するらしい。

…あれ?トウモロコシゲモノって植物じゃなかったっけ?

〜前回のあらすじ 完〜

 

というわけで、前回に引き続き、AIを質問攻めにしていこう

ううーーーん、はぐらかされた。

返事自体はYESだったが、流石に根と葉を持つ昆虫だと言い切ることは無かった。

それでもやはりトウモロコシゲモノはトウモロコシの害虫らしい。ついでに翅も生えてるとか。

では趣向を変えて別の質問でもしてみよう。

問題のアイツについて。スコップカブトムシだ。

体長は最大で数ミリから数センチらしい。数ミリって言ったら結構小さいんじゃないか…?

そして何より最大の特徴大きな鎖状の足を持つこと。

なんだよ鎖状の足って…

長い柔軟な足

摩擦を受けにくい特殊な構造

捕まえた獲物をその鎖状の足で引きずりながら移動する

一体何者なんだ…

しかも「鎖」状って関節と違って繋がってるとは限らないじゃないか…!

未知すぎるよ…

もしかしたら何かを勘違いしているだけかもしれない。きっとそうだろう。

そんなことはなかった。しかもそれで滑らかな動きをするらしい。

そんなもの存在してたまるか。もはやこの目で見てみないことには納得できない。

残念なことに、ChatGPTは現在のところイラストや画像の出力には対応していない

しかし、どんなことにも裏技があるのは世の常である。

そう。アスキーアートである。

アスキーアートとは、2000年代前後に流行した、文字を用いて描かれるイラストのことである。

それなら、アスキーアートを使ってスコップカブトムシを描かせてみようと、そういうわけである。

あぁ…壊れちゃったよ…

ついに英語で喋り出してしまった。どうしたものやら。

とりあえず日本語に直してもらおう。

(出たー!!謝罪文恒例の「申し訳ございます」!!)

要するに、アスキーアートでは表現できないらしい。

しかし、英語名?の”scolopendra”然り、先ほどの4つの説明然り、少し気になる部分がある。

もしかして、スコップカブトムシ=ムカデのことなのではないか?

と思って聞いてみたが、どうやらスコップカブトムシの英名は”Scolytid Beetle”というらしい。

ちなみにScolytusとは、キクイムシ科の昆虫の総称らしい。

ううむ困った。

また英語で返ってきてしまった。

要するにscolopendraとスコップカブトムシにはなんの関係もないらしい

じゃあさっきのは一体何だったんだ。

一応、日本語応答能力も試してみたいので日本語でも返答させてみる。

明らかに短くなってしまった…

こりゃダメだ…

そろそろ本当にダメらしい。ここら辺が限界と言ったところか。

念のため最後にさっきの文の全訳をさせておしまいにしよう。

細かい部分が色々と崩壊してしまっている。

やはり一つ嘘をつくと、それを明かさない限り嘘に嘘を重ねながら最後まで嘘を突き通さなければならない

雪だるま式に負荷が増えていくのである。大変な話だ。

結論: AIの目覚ましい発展が教えてくれたのは、嘘をつかないことの大切さであった。

次回もお楽しみに。

 

 

この記事を書いた人
H.N.

「驚異の部屋」編集長(仮)。都内の理系大学生(生物専攻)。音楽と写真とモノづくりが趣味。ちょうどいい自己紹介画像を探してさまよってます。

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